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『卵胞』とは何か?
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⇒●文章引用元URL●⇒
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卵胞は、発育段階に応じて、
次のような名称で呼ばれます。
@原始卵胞
→A一次卵胞→B二次卵胞
→C前胞状卵胞→D胞状卵胞
→E成熟卵胞(グラーフ卵胞)
→【排卵】→F黄体(おうたい)
→G白体(はくたい)
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⇒●文章引用元URL●⇒
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@の原始卵胞からDの胞状卵胞まで
約5ヵ月かかります。活動している
卵巣をエコー(超音波造影装置)で
診断できる位の肉眼的な大きさに
なっているのはD胞状卵胞あたり
から更に成長した卵胞ですが、
月経が始まる頃からD胞状卵胞の
段階にある卵胞が数個競うように
成長していながらも7日目あたりに
その時点で最も発育の良い卵胞が
1個だけ「優勢卵胞(主席卵胞)」
として残り成長を続けていって
E成熟卵胞(グラーフ卵胞)となり
中の卵子を腹腔(ふくこう)に排出
してF「黄体」へと移行します。
排卵を済ませたあとのF「黄体」は、
子宮内膜の発達を促(うなが)す働き
をする「プロゲステロン」という女性
ホルモンを分泌して、幸運な受精と
受精卵の子宮内膜への着床・妊娠
という「喜ばしい進展」に備えて
蔭(かげ)ながら応援するという
「卵子の見守り役」になります。
もしその回の排卵で卵子が
精子と巡り会えずに次の月経が
迫ってしまえば、F「黄体」は
退縮してG「白体」となり、やがて
消えますが、もし受精・着床・妊娠
が成立するという「おめでたい進展」
を得られれば、F「黄体」はその後
かなり長期間に渡って卵巣の中に
居すわり続け、「プロゲステロン」
を分泌して妊娠を見守ります。
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特記すべき事柄
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月経終了直後のD胞状卵胞の数は、
20個以内(加齢に伴って減少する)、
つまり、卵巣は左右・合わせて2つ
あるので、片方の卵巣につき10個
以内のD胞状卵胞が生育することに
なります。それでも、発育速度の
競争で勝ち残って「優勢卵胞」となる
のは、たった1つです。あくまでも
「左右の卵巣で合わせて1つ」の場合
がほとんどで、例えば右の卵巣で
1個の「優勢卵胞」が選ばれれば、
左の卵巣では「原則として」もう1つ
の「優勢卵胞」が選ばれることは無く
「優勢卵胞」以外の脱落した卵胞達は
「閉鎖卵胞」と呼ばれ、不発弾として
分解・吸収されます。こうして、
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E成熟卵胞(グラーフ卵胞)は
原則として1個だけになりますが、
その例外が「二卵性双生児」という
ことになる訳ですね。まさしく
「神様の悪戯(いたずら)」と
言うしかない不思議な生体現象で、
「奇跡」と呼ぶのがふさわしいです。
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⇒●画像引用元URL●⇒
卵胞・卵子の成長について
はなもも鍼灸治療院


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『排卵』とは何か?
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⇒●文章引用元URL●⇒
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卵胞が成長して、卵胞から卵子が
排出(排卵)されます。排卵された
卵子は卵管采(らんかんさい)に
取り込まれて卵管の中に入り、
繊毛(せんもう)によって卵管膨大部
に運ばれ、精子の到着を待ちます。
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⇒●文章引用元URL●⇒
妊娠の仕組みとは?生理周期と
排卵・受精・着床までの流れ
育児ログ
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特記すべき事柄
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「成熟卵胞(グラーフ卵胞)」は、
卵巣の中から卵巣という丸い臓器
の表面近くに浮かび上がるように
卵巣の皮膜(表面上皮)に迫ってきて
卵巣の外へと向かって、「単細胞」の
卵子を放出します。放出される先は
「腹腔(ふくこう)」です。腹腔とは
腹膜の中の「どの臓器でも無い場所」
を指します。つまり宛(あ)ての無い
場所ということになるのですが、
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そうして腹腔に放り出された卵子
を熊手(くまで)のような形をした
「卵管采(らんかんさい)」という
触手が拾(ひろ)いに向かいます。
そして卵子を取り込んで卵管の
中へと吸い込んでいきます。
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「卵管采」は排卵された時だけ動く。
成熟卵胞は排卵した瞬間に「黄体」
となって「プロゲステロン」という
女性ホルモンを分泌する。その
「プロゲステロン」に反応して動く。
・・・としか考えられない訳だが、
この不気味な軟体生物のような
グロテスクな触手の働きによって
卵子のリレーが行なわれている
というのはすごい、大胆な動き
をする裏方だなと感心する。
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排卵は
NucleusHealthVideos-日本語
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この動画によると、「卵管采」は
成熟卵胞が分泌する女性ホルモン
(エストロゲン)に反応していて、
排卵が間近になると卵巣の周りを
「卵管采」の触手が取り囲んでいる
らしい。・・・という説に基づいて
再現CGが製作されている訳だが、
その透視図の映像の真実味と迫力で
感覚的に信じ込まされてしまう。
・・・確かに、排卵されてからそれを
(プロゲステロンの分泌によって)
察知して拾(ひろ)いに行くよりも
排卵の目前に卵巣を取り囲んで
待ち構えていたほうが、取りこぼす
確率が低くなるだろうと思える。
その触手の動きを更に正確に言うと
「卵管采」は「手」に相当するらしく、
「卵管」は「腕」に相当するらしい。
部位として言えば、真ん中の子宮
から左右に「卵管」が伸びていて、
それらの左右の両端に「卵管采」が
付いている。つまり、たとえ
「卵管采」には排卵された卵子を
拾(ひろ)いに行く意思は有っても、
「卵管采」は「手」なので、「腕」である
「卵管」が腹膜(腹腔の内面の膜)に
癒着していたら、「腕が伸びない」
状態になってしまって、「卵管采」
もがくばかりで卵巣がある場所
まで触手が届かなくなってしまう
らしい。単純に球体の単細胞である
卵子は遊泳能力など皆無に等しい
ので、迎えに来てもらえない卵子は
腹腔の中を漂っているうちに寿命
(長くて24時間)を迎えてしまって
消えてしまうらしい(廃卵?)。
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成熟卵胞が卵巣の表層部に陣取って
卵胞の中で充分に育て上げた卵子を
腹腔(ふくこう)へと解き放ちます。
卵巣の周囲で待ち構えていた卵管采
タコの脚のような触手によって
浮遊する卵子を受けとめます。
卵管の内壁の絨毛(じゅうもう)が
たなびき波打つ運動によって卵子を
端から中心方向へ運んでいきます。
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⇒●文章引用元URL●⇒
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卵管周囲癒着●原因
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子宮内膜症 子宮筋腫
腹膜炎、 感染症 などによる
骨盤腹膜炎、もしくは
過去に受けた開腹手術などが
挙げられます。特に
開腹手術による癒着の発生率は
70〜80%と高確率のため、
既往歴のある方は一度
腹腔鏡検査 を受けられることを
お勧めいたします。なお、
タイミング法 人工授精
1年以上しても妊娠しない方にも
お勧めすることがあります。
⇒●文章引用元URL●⇒
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卵管周囲癒着
セントマザー産婦人科医院
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産婦人科では「卵管周囲癒着」と
呼ばれていて、卵管因子の不妊症
であり女性側に原因のある不妊症
の代表格であるとのことです。
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要するに、卵管は、子宮のほうから
登ってくる精子と両端から内側に
向かって転がってくる卵子とが
出会うための細長い通路であると
同時に、卵管采という触手が自由に
動けるための長い「腕」であるという
2つの役目を担(にな)っている。
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上の引用文の中に挙げられている
「卵管周囲癒着」という症候群の要因
の中でも一番恐ろしいのはやはり
「子宮内膜症」であろうと思う。
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◎子宮内膜とは
ナマ中だし性交の有無に関係なく、
受精卵の着床という事態に備えて
子宮内壁を柔らかく厚くフカフカに
しておくために作られる膜のことで
ひと月ごとに作り替えられます。
ひと月弱の期間をかけて厚くなった
子宮内膜は、耐用期限の合図に従い
結合が崩れ剥がれ落ちていきます。
ここで子宮内膜が剥がれ落ちて
から不要な老廃物として流れ落ちて
体外に排出されるために使われる
「子宮」から先の管(くだ)の道程は
「子宮頸部(しきゅうけいぶ)」
→「膣」→「生理用品または便器」
ということになりますが、
その「子宮頸部」が細く狭いため、
そこを通り抜けれるように、
耐用期限を過ぎた子宮内膜は
固形物がほとんど見当たらない
ほどにドロドロの赤い液体状に
なってまるで「血液」という状態で
陰部の真ん中の穴から体外へと
流れ出します。この「膣からの流血」
おおよそひと月の周期で起きる
ために、この現象を月経(げっけい)
と呼び、その際膣から流れ出る
ドロドロの赤い液体を「月経血」、
通常1字省略して「経血」と呼びます。
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子宮内膜症女性の病気
医療・健康番組チャンネル
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◎子宮内膜症とは
子宮内膜症では、子宮内膜には
なんの異常もありません。
ですから、「子宮内膜症」というのは
症候群の名称だとはいえすごく
誤解を招きやすい名称なのです。
名称から正しい意味を導きたいなら
「子宮内膜遊離細胞転移性腫瘍」と、
ちゃんと続けるべきなのです。
子宮内膜の細胞が遊離する原因は
「月経」です。その時まだ完全に
死にきれていない「子宮内膜の細胞」
が経血に混じっていて、そして
何かの間違いで経血が卵管のほう
へと逆流してしまうと、卵管の内壁
の繊毛(せんもう)上皮に、あるいは
どうやってワープしたのか卵巣に
月経で遊離した「子宮内膜の細胞」が
貼り付きそこ(子宮では無い場所)
で増殖・肥大してしまう。しかも、
子宮以外の部位では月経の影響を
受けないので剥がれ落ちることも
無く増殖・肥大が進行していく、
そういう、遊離した子宮内膜細胞が
子宮以外の場所に根を張ってしまい
月経周期の支配を受けずに暴走する
のがいわゆる「子宮内膜症」です。
それにしてもなぜ、卵管という
「結界」からも飛び越えて、もしや
卵管の端の「卵管采」から外へと
飛び出してしまうのか、腹膜にまで
「子宮内膜症」が起こり、原因不明で
理不尽な腰痛・腹痛の「隠れた原因」
になることもあるという、横暴にも
ほどがあるタチの悪い症候群です。
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未成年の少女が子宮内膜症を予防
したいなら、そのために可能な対策
この2つしか無いでしょう。
月経中は無理な運動をしないこと。
授業中でも教師が男でも女でも、
もし膣で勢いの良さそうな流れを
感じたら教師に断ってトイレに
行って便器の中にいっきに
経血を出してすっきりさせる。
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子宮内膜症は、それを「子宮内膜症」
だと認識できなければ、治療への
第一歩すら踏み出せません。
以下は、成人女性向けの内容の
リンク記事となっています。
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関連リンク記事〓≫
激しい生理痛を引き起こす
子宮内膜症原因や症状、
セルフチェック
NHK健康チャンネル
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画像は流出画像に大型の写植を
加工して貼り付けています。
(画面の小さい携帯端末での
視認性を高めるためです。)
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受精卵(じゅせいらん)
受精卵とは、精子と卵子が受精
して1つになったものです。
月経周期に1度、女性の卵巣から
卵子が排卵されます(排卵日)。
この卵子が精子と1つになること
が受精です。そして卵管膨大部で
受精した受精卵は細胞分裂を繰り
返しながら子宮内膜に着床する
のです(妊娠したと定義される)。
⇒●文章引用元URL●⇒
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画像は・状況進展の点での理解を
助けるために、時系列上の各段階を
1枚の画像の中に並べてあります。
断面図も図解として定番の物です。
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特記すべき事柄
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受精卵とは、豊富な栄養分を蓄えた
巨大な単細胞です。それが、自前の
栄養分を消費しながら細胞分裂を
繰り返し、細胞の数が増加すると
ともに1個の細胞の大きさは
どんどん小さくなり、本来の細胞の
大きさに近づいていきます。
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細胞が本来の大きさに近づくのと
並行して、この「胚(はい)」には
決定的な2分割の分岐が起きます。
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@個体になる細胞群
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「脳(前方)」と
「尾(脊椎の後ろの端)」という
極性が出来て、以後ヒトの形を
目指して分化していきます。
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A羊膜になる細胞群
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球体になり、中に空洞ができます。
空洞は羊水(ようすい)で満たされる
ことになります。その「羊膜」のうち
子宮内膜に接する部分は胎盤の
「胎児側の構成要素」となります。
これは『絨毛(じゅうもう)突起』
と呼ばれますが要するに枝分かれ
する「根っこ」で、この場合胎児側
の胎盤と接する子宮内膜が「土壌」の
役割をして、『絨毛突起』は「土壌」
である子宮内膜の深部へと「根っこ」
を延ばして母体の血管から酸素や
養分を吸い取り「臍(へそ)の緒」に
送り出したり羊水の成分として
溶かしこんだりします。
個体になる細胞群と子宮内膜・胎盤
との間を連絡する管(くだ)である
「臍(へそ)の緒」も、羊膜由来の
細胞・すなわち胎児自身の細胞から
作られて、胎児の成長に合わせて
長く伸びていきます。つまり、
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胎児は子宮の内部で自分自身を
保護したり成長のための栄養を
得たりするための仕組みを自分
自身のチカラで作り出している
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ということになるのです。
生命の芽生えを育む母胎と、
胎児自身の「生きようとするチカラ」
との緊密な連携こそが「妊娠」である
ことを雄弁に物語っているのが、
新生児の誕生の間際まで赤ちゃんを
包んでいる羊膜だということです。