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豊胸・抜去両方でボロ儲けする
美容整形医たち
小さくてもいいじゃん!
豊胸手術で乳癌検診が
受けられない?
2012.07.25
人口動態統計によると、
平成21年、乳癌による
死亡者数は約1万2000人。
昭和40年には約2000人に
過ぎなかったことから見ると、
ここ40年ほどで
大激増したといえよう。
これを受けて、
平成17年度より、
全国の9割以上の市区町村で、
触診・エコー・マンモグラフィー
の3本立てによる乳がん検診が
行なわれるようになった。
厚生労働省が乳がん撲滅のため、
全国に40億円の機器購入補助金を
出した成果である。
しかし、検診を受ける女性の数は、
現在でも4人に1人程度と
決して多くはない。その理由は、
「検診を受けられる場所が遠い」
「異常がないから大丈夫」
「数千円の検診料を払えない」など
さまざまである。
しかし、少数ながら「豊胸手術の
せいで検診が受けられない」という
女性達がいることは、ほとんど
知られていない。そのため、
魅力的なバストに憧れて豊胸手術を
受けてみたものの、乳がん検診を
受けられず不安な思いをする
女性達があとを絶たないのだ。
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豊胸手術を受けたことにより
マンモグラフィーが使えない
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豊胸手術経験者の亜由美さん
(仮名・40代)に、自治体から
乳癌検診の通知が来た。
しかし検診案内の注意書きには、
「豊胸手術をしている方は、
マンモグラフィーにより豊胸バッグ
破損の怖れがあるため、検診を
お断りさせていただいております」
と書かれていたのだ。
亜由美さんはかつて
豊胸手術を受ける前、いくつもの
美容クリニックを訪れて、
手術方法や術後の健康への
影響について美容外科医から
カウンセリングを受けている。
「授乳に影響はない、とか、
触っても違和感がない、などと
言われました。かなり低い確率で
バストが変形することがあるとの
説明も受けていました。でも、
乳癌検診を断られるなんて、
どのクリニックでもひとことも
言われませんでした」(亜由美さん)
亜由美さんは
手術をしたクリニックの医師に、
「どうして豊胸手術が
乳癌検診に影響するって
教えてくれなかったんですか?」
と、質問を投げてみたところ、
医師は次のように答えたそうだ。
「マンモグラフィーの検診を
断る医療機関はあるかも
しれませんね。でも、ちゃんと
探せば、検診してくれる病院は
あるんじゃないですか?」
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
豊胸手術の執刀医は美容外科医
乳癌検診に責任を負う気は無い
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
しかし、実際に自治体の検診は
受けられなかったと返答すると、
その医師から次のように
言われたという。
「受けられる自治体もある
はずですよ?患者さんが
将来、どの街に住むかまでは
予想できませんからねえ。
なんでしたら紹介料は
かかりますけど、検診を
してくれる病院を
紹介しましょうか?」
水掛け論めいたやりとりに
嫌気が差した亜由美さんは、
乳癌検診をしてくれる医療機関
を自力で探し始めた。
しかし、近隣の病院ではどこも
「バッグを破損させるから
マンモグラフィーは使えない」
というところばかり。中には
「豊胸手術をした胸の触診は
できない」と断る病院も。
この件について、美容クリニック
経営者のA氏は次のように語った。
「豊胸バッグが入っていると
マンモグラフィーを使えなくなる
ことは、医師なら誰でも
知ってますよ。でも、手術を
勧める立場としては、あえて
言わないんです。手術件数を
増やさないと経営が
成り立ちませんから」
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
美容整形業界の遊び半分の肉体
工作には医療機関も冷たい対応
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
20代の頃、豊胸手術を受けた
元モデルの由紀恵さん(仮名・50代)
は、乳癌検診を受けたことがない。
「マンモグラフィーが使えなくても、
触診とエコーのみの検診は
できるんですよね。それだけでも
受けようかなと思うけど、
医師に豊胸手術のことを言うと、
態度が変わるっていうか、冷たく
されるっていうか・・・。
『大事な身体を傷つけて』みたいに
言われたこともあったんです。
ただでさえ整形(豊胸)を
カミングアウトするのは
つらいんです。医師の態度には
本当に傷つきました。乳癌は
怖いです。でも、あんな不愉快な
思いをしてまで検診を受ける
勇気が、出ないんです」
豊胸手術に対する、医療機関の
“偏見”とも言える冷たさを
指摘する女性は少なくない。
出産後、バストアップのため
手術を受けた雅子さん(仮名・30代)
そのひとりだ。
「病院で
『豊胸手術をしてますが、
乳癌検診を受けられますか?』
と聞いたんです。そうしたら
『おっぱいの整形?ええっ?』
と聞き返され
『そんなの診たことないですよ』
バカにしたように
言われたんです。田舎のせいか、
そんな病院ばかり。なんだか
すごく惨めになって、検診は
受けていないんです」
前出の亜由美さんは、
ACジャパンのテレビCMで
乳癌検診の必要性を熱く訴える
某財団法人に電話をかけ、
検診を行なってくれる医療機関に
ついて聞いてみたが、
「豊胸手術した人の乳癌検診?
どこで受けたら
いいんでしょうねぇ。
もしかしたら、ここなら
やってるかも」
と、4〜5カ所の医療機関を
教えられたものの、
いざ問い合わせをしてみると
1ヵ所を除いて乳がん検診自体を
断られた。そしてその1カ所に
行ってはみたものの、やはり
マンモグラフィーは使えず、エコー
と触診のみだったというのだ。
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
検診のために豊胸バッグを抜去
乳癌検診のお蔭で抜去依頼続々
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
かつて「豊胸手術をすると乳癌に
なりやすい」と報道された時期も
あったが、現在、豊胸手術と
乳癌発症の因果関係については
今ひとつ不明とされている。
豊胸手術大国と言われる
アメリカの医療機関には、
後(あと)追い調査の結果、
「豊胸手術をしても
乳癌発生率は変わらない」
と発表している機関もある。
しかし、日本では、豊胸バッグが
あるため検診が受けられず、乳癌の
早期発見ができないケースは決して
少なくないのではないだろうか?
一体、彼女達がマンモグラフィー
による乳がん検診を受けるには、
どうすれば良いのだろう。
前出のクリニック経営者・A氏は
続けて語る。
「健康のために再手術をして、
豊胸バッグを抜去する女性も
少なくありません。抜去や
乳癌検診のできる豊胸への
再手術の費用が、クリニックの
収入源のひとつであることも
否定しません」
┏━━━━━━━━━━━━━━┓
葛藤のすえ抜去の決意をしても
信頼できる医院を探すのが大変
┗━━━━━━━━━━━━━━┛
ちなみに抜去費用は
クリニックそれぞれ。
十数万円のところもあれば、
百万円以上を請求するところも
ある。手術経験者たちによると、
手術料金が高ければ技術が高い、
大病院だから信頼できるとは
決して言えないようだ。
かなりの低価格で優良な施術
(抜去手術)をする医師もおり、
彼らの名前はインターネットの
クチコミサイトである程度、
確認することができる。
ちなみに、抜去手術をした後、
胸が小さくしぼんでしまうだけでは
ない。豊胸手術で膨らまされていた
胸の皮膚は、バッグを失うと同時に
張りを失い、実年齢以上に垂れて
しまうケースがほとんどだ。
手術をしてまで「美しさ」を追求した
女性達が受ける精神的ダメージは、
決して少なくはない。
胸に豊胸バッグを入れたまま、
マンモグラフィーのかわりに
MRIによる乳癌検診を受けることも
可能だ。アメリカの医療機関では、
豊胸手術をした人に対して
2年に1度の割合で、MRIによる
乳癌検診を勧めるところが多い。
しかし、日本ではMRI検診を
した場合、検査費用3万円程度を
自費で支払うケースが多く、
通常の乳癌検診に比べて、
かなりの出費になることを
覚悟しなければいけない。
「豊胸手術をしてもマンモグラフィー
検診を受けられる」
とされる、脂肪注入
(自分の皮下脂肪を胸に移植する)、
ヒアルロン酸注入
(ヒアルロンで胸を膨らませる)
など、いくつかの方法も
ないわけではない。
しかしいずれも、胸がすぐに
しぼむ、豊胸バッグに比べて
かなり費用がかかる、
数十万から百万以上の
お金をかけて定期的に注入を
繰り返さなければいけない、
などの問題点が挙げられる。
日本国内で現在、どれくらいの
数の豊胸手術が行われているか、
正確な数字は出ていない。
豊胸手術の善し悪しを問うつもりも
ないし、魅力的な胸を求めて
手術する女性たちを愚かと
決めつけるつもりもない。
ただ、こういった理由で
乳癌検診から遠のいている女性達が
いるのは、事実なのだ。
(文=玉置美螢/ライター)
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⇒●文章引用元URL●⇒
豊胸手術で乳がん検診拒否される
businessjournal
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をしてもらえる機会では無いはずだ
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