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麻里子さまは、恋愛から結婚に
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つなげたつもりは無かった。
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自分と、理性的なところ・論理的に
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物事を喋るところ・勤勉なところが
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似ている男性だったから、きっと
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一緒に暮らしやすそう、という理由
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で、高橋勇太氏からのプロポーズを
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受諾した。だから、恋愛感情という
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より・むしろ友情に帰結するような
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形で、麻里子さまは・人生の伴侶
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となる結婚相手を選んだ、と言える
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だろう。・・・そこまでは良かった。
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しかし、麻里子さまは、恋愛の
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ほうも、諦めきれては・いなかった。
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そして、人生の伴侶と連れ添って
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愛娘を守りながらの生活、平凡で
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忙しい日常が流れる月日の中に、
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旦那さんには内緒で「恋愛の素敵な
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刺激を味わえる時間」を植え込んで
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いった。その企(たくら)みは、結婚
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相手として旦那さんを選んだ時とは
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まるで違う基準で選んだ相手との、
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旦那さんが傍に居ない時の「LINE
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メッセージのやりとり・LINE通話」
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から始まったが、その「秘密の時間
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に湧き起こるトキメキ」は、その男
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が・いつか自分の裸を抱いてくれる
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相手となる事、甘い蜜を求め魔の手
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を渇望している体を満たしてくれる
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相手となる事を期待していた。
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しかしながら・その「走り出した恋」
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には「新鮮な刺激を貪(むさぼ)る」
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という面のみならず、「最愛だった
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元彼の温もりを思い出したい」、
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・・・敢えて冷淡な言い方をすれば
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「元彼との肉体関係を解消したこと
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によるセックス依存症の禁断症状を、
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身代わりの男との性体験によって
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鎮(しず)めたい、性欲の渇望を
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埋め合わせたい」という切実な
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望みがあったのだった。
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麻里子さまは、高橋勇太氏との結婚
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に到るよりも前に、男らしい風貌と
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人柄の良さ、両方を兼ね備えた最愛
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の人と恋愛をしていた。その人は、
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「まるで独身」のような独り暮らしの
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自由人、正確に言えば、神戸に妻子
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が居る単身赴任状態の「独身きどり」
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の遊び人でAKBグループ全体の
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運営会社「AKS」の(元)社長である。
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